zakzakさんより

女優の渡辺麻友(24)が 2月8日に放送されるスペシャルドラマ「紀州藩主 徳川吉宗」(BS朝日)に“ヒロイン役”として出演する。主演の山本耕史(42)が“暴れん坊将軍”こと、8代将軍、徳川吉宗の若き日を演じる本作で、麻友は父と寺子屋を開くヒロイン・市を演じている。2018年11月、京都・太秦の東映撮影所で行われた会見で、麻友は「皆さまと出会っていく中で、市自身のある過去が明かされていきます。市は芯の強い女性として描かれているので、そういうところも表現できるように演じました」と意気込んだ。
17年の年末に11年在籍したAKB48を卒業。18年は1人の女優としてドラマやミュージカルに出演するなど大活躍を見せた。さらなる飛躍が期待される19年。京都で撮影に打ち込む彼女をzakzakが直撃した。その模様を2回に分けて紹介する。(zakzak編集部)
<時代劇はスペシャルドラマも含めて3度目の出演になります。時代劇といえば「京都の撮影所」が昔からのスタイルですが、京都で時代劇を撮るということに対する麻友さんの思いや醍醐味について教えてください>
「今まで出させていただいた時代劇はすべて京都(東映)で撮らせていただいています。初めて来たときはまさに“未知の世界”でした。歴史が長い場所ですので、私、勝手にビビっちゃって(笑)、『私なんかが許可なくここに足を踏み入れていのか!?』みたいな感じでした。
でも、いざ踏み入れてみると、そこはすごくあたたかい場所でした。とにかくスタッフの皆さんがあたたかく迎えてくださって、それですごく安心できましたし、2回目に来たときも皆さんに『また来たね』っていっていただいて、そして3回目になっても今までと同じようにあたたかたく迎え入れてくださって。それがすごくうれしくて、今ではここが大好きな場所になりました」
<今では時代劇に出るのが楽しみに?>
「はい。そうですね。何か、想像と全然違ったので、そのギャップにすごく驚かされました」
<スタッフの皆さんがまさに“職人さん”という感じなんです>
「そうですね、たたずまいからしてそんな感じがします!今回のスタッフの皆さんも職人ぞろいっていう感じで、お化粧してもらったり、カツラをかぶせてくださったり、着つけをしてもらったりと、お世話をしていただいているのですが、そのたびにじっと観察してしまいます。すごいですよね、現代劇ではない“職人技”みたいなのをいつも感じています」
<今回は俳優の山本耕史さんと共演しました。ズバリ感想は?>
「初めてお会いして、初めて時代劇でご一緒させていただきました。山本さんは時代劇の経験も豊富で、いろいろなことを教えていただいたりもしながら、すごく楽しくて、同時にたくさんのことを学ばせていただきました。『貴重な経験をさせていただいているなぁ』とお芝居をしながら感じていました。本当に頼もしかったです」
<お芝居をするなかで教えてもらったこと、「なるほどな」と思ったことはどんなことですか?>
「いろいろあるんですけども、今、頭に浮かんだのは、私は今回、寺子屋の先生という役を演じているのですが、そこで子供たちがお家に帰るというシーンがあるんです。子供たちとお別れなので、『さよなら』という感じで手を振ってしまったんです。そうしたら山本さんが『手を振るっていうのはこの時代にはなかったんだよ』と。『手を振るというのは“バイバイ”になるので、この時代にはないんだよ』というふうに教えていただいて。『なるほど』と。とにかく山本さんは経験と知識が豊富なので、とても勉強させていただきました」
<時代劇を京都で撮ることが楽しみになったようですが、麻友さんの京都の楽しみ方っていうのはどんな感じですか?>
「今までは、京都に来ても撮影するだけで帰るということが多かったのですが、撮影の空き時間は街に出て歩いてみたり、少しですが自分の時間を楽しむことができました。観光気分まではいきませんでしたが、京都の風を感じながら京都を楽しむことはできました」
<どのくらいの間、撮影で京都にはいらっしゃったんですか?>
「途中、仕事で東京に戻りましたが、合計で10日間は京都にいました」
<11月といえば、京都の一番いい時期ですもんね>
「そうですね、お客さまがどこに行っても多く、とても混んでいました。なので、紅葉スポットには行けませんでした(笑)。普通に街の中を歩くのにも人が多くて、『観光スポットとか、紅葉がきれいな場所にいったら、大変なことになっているんだろうなぁ』って想像できたので、今回はやめておきました(笑)。
でも京都の街中をぶらぶら歩くだけでもいい気分転換になりました。今回はそれを楽しみにしながらお仕事させていただきました」
<グループを卒業して早いもので1年が経ちました。今後は1人の女優として芸能界という大海原を生き抜いていくわけですが、あらためて麻友さんが思う女優の醍醐味、演じることの楽しさって何ですか?>
「やっぱりまだ楽しさよりも、難しさのほうが大きいです。まだ全く余裕もありませんし、自分的にはお芝居もできていないといいますか、いろいろ考えながらやっているのが現状かなと思います」
<そんな中でも麻友さんが「お芝居って楽しい!」って思うときはどんなときですか?>
「まだそう感じられるのはたまにです。それよりもやっぱり自分の出来なさに落ち込んだりとか、『なんでこんなにできないんだろう…』って反省することのほうが圧倒的に多いので…。私の場合、何においてもそうなんですけど(笑)。お芝居は特にそうです」
<17年末にAKB48を卒業し、18年は芸能界で1人で活動した1年でした。麻友さんにとってこの1年はどんな時間でしたか?>
「17年まで11年間AKB48に在籍していて、辞めて初めて1人で過ごす1年だったので、18年は自分を知ることができた1年だったかなって思います。結構、知らないことが多かったです、自分について」
<渡辺麻友という人間は自分から見てどんな人間でしたか?>
「出来損ない(笑)」
<それは言い過ぎでしょ(笑)>
「本当に出来損ないです(笑)。私って何にもできないなって」
<例えば?>
「いっぱいありますよ!忘れものしたりとか、何もない場所でつまづいたりとか…。本当に『私ってヤバイな』って思いますした。AKB48にいたときは、結構、しっかりしているって言われることが多くて、またはそう見られていたのか、もしくはそう見つくろっていたのか、今となっては自分でもよくわからないんですけど、あのころは自分としてもそう思っているふしがあったんです(笑)。でも、実は全然しっかりしてなくて!びっくりしました。自分に」
<麻友さんは3期加入で、かなり初期からAKB48で活躍して、その後、後輩たちがたくさん入ってきたので、自然とそう見られがちだったんですかね?>
「本当にこの1年は自分が情けなくなりました」
<勝手ですが、これまでずっと「渡辺麻友=しっかり者」というイメージを持ってきました(笑)>
「そうなんですよ。でもそれは…イメージだけでした(笑)。24、25(歳)にもなって、あまりにもヒドイなと。何もないところで本当によくつまずくんですよ。スマホもよく忘れますし(笑)。挙げればキリがないんですけど、そんな自分に気づかされて『まともな人間になろう!』って思い知らされた1年でした。ただ時間が1年では全然足らなかったので、もうちょっとかかるのかなって思ったりしています(笑)」
<ではゆっくり時間をかけて…>
「時間をかけて、まともな人間になります!努力していきます!」(つづく)
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いつもzakzakさんは写真が多くて良い記事を書いてくれているので感謝。