2018年07月10日発売

【内容紹介】
誰が言ったか、プロ野球人気の凋落。
たしかに、地上波のテレビ局もバックレた。
時の流れは残酷だ。
俺たちのプロ野球、終わっちゃったのかなあ……。
バカヤローまだ始まっちゃいねえよ。
プロ野球は永久に終わらない連続ドラマだ。
ブログを始めた当初は化粧品会社デザイナーで野球界に何のコネもない素人。それが人気ブロガーとなり、野球コラム企画で日本一に。
糸井重里さんも絶賛の、今最もホットなモンスターブロガーによる痛快野球エッセイ!
「おもしろいから読め。評論家よりOBより俺たちの声。」
糸井重里
【目次抜粋】
4回表 異国の地・新天地でのサバイバル術
【読売エンタメ遊戯】ジョン・ボウカーを100倍楽しく見る方法
【神宮狂乱遊戯】バレンティン新記録!「王貞治の55本塁打が過去になった日」
【読売選抜遊戯】セペダとはまゆゆである
【読売愛妻遊戯】マイコラスを知るために美人妻ローレンさん本をガチで読む
【読売メジャー遊戯】二軍戦に出る元大リーガー、ギャレットが教えてくれた
【読売豪腕遊戯】スコット・マシソン「その男、最高の助っ人プレゼント」
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167911126
2015/7/17
記事を一部抜粋
(プチ鹿島)本日はですね、面白かった本についてご紹介しようかなと思います。じゃあ、行きますよ。本日ご紹介する本は、こちら。『プロ野球死亡遊戯』という本なんですね。まあ、サブタイトルが『そのブログ、凶暴につき』ということで、中溝康隆さんという方が書かれているんですけども。この方、著者は1979年、埼玉県生まれの方なんですね。で、もともとデザイナーとして活動をされていたんですけども、2010年。ですから5年前ですね。ブログを解説したと。それが『プロ野球死亡遊戯』というタイトルなんですね。
(塩澤美佳子)ええ。
(プチ鹿島)で、まあ巨人のことを主に書いているんですよ。で、巨人を毎試合毎試合見て感じたこと、思ったこと。で、選手についてですね。それがもう、つい5年前なんですけど、ものすごく人気も集めて、評判を呼んで。なんだったらもう、巨人軍の選手も読んでいるというブログで。累計6千万アクセスだって。
(塩澤美佳子)えーっ!すごい数ですね!
(プチ鹿島)で、この度ですね、ブログ千本の記事からですね、何本か絞って、書き下ろしも加えて、インタビューも載せて、本になったんですよ。で、これを読んでみたんですけども。まあ、ブログももちろん僕、知ってましたけど、改めて千本の中から選りすぐりの十何本ですよね。これ。いやー、面白かったですねー。
(塩澤美佳子)どういったところが面白いんですか?
(プチ鹿島)もうなんて言うか、読んでいただければわかりますけど、これ、巨人だけの話じゃないんですよ。これ、プロ野球全体のこととか。言ってみれば、映画とかアイドルとか、プロレスとか。まあ、そこらへん、全て造詣が深いんだなってことが文章からわかってくるし。なにより、熱さがあるんです。熱いんです。で、やっぱり物の見方。全てね、これ巨人のこと、野球のことじゃなくて、物の見方について、徹底して披露している本なんですよ。
中略
(プチ鹿島)見方なんです。で、たとえば他にもね、セペダのこと、書いてあるんです。セペダってキューバから来て、イマイチの選手がいるんですよね。イマイチの選手がいるんですけど、『セペダとは、まゆゆである』っていうのがあって。
(塩澤美佳子)ええっ!?どういうこと?(笑)。
セペダとまゆゆの共通点
(プチ鹿島)これ、やっぱり見立ての面白さで、なんだ?と思うでしょ?だけど、要はね、セペダっていうのとまゆゆに共通するのは、『情報が少ない』という点。キューバから来たというのは未知の魅力じゃないですか。で、キューバっていうのは国で野球をやっていますから、なるべく情報は来ないわけですよ。だから未知の外国人選手ということで、ミステリアスなんですね。
(塩澤美佳子)はい。
(プチ鹿島)で、まゆゆもあれでしょ?AKBに詳しい方からすれば、指原さんとかがあれだけ、なんでもネタにしてしまうものに比べれば、言ってみれば最後のアイドル道を追い求めて、言ってみれば情報もそんなに発信しなかったわけでしょ?だから、言ってみれば幻想で勝負をしているわけですよ。そういう意味で、セペダとまゆゆは似ていると。
(塩澤美佳子)(笑)。面白いところでつながりますね。
(プチ鹿島)目のつけどころって面白いじゃないですか。だからそれは、裏を返せばいま、これだけこの時代というのは情報は誰でも発信してるし、情報がこう、入手できるのは当たり前の時代に、情報があまり、謎にあふれている選手。積極的に情報を開示しない人っていうのは、すごいじゃないですか。だからこう、まゆゆっていうのはセペダぐらい、キューバぐらいすごいんだよっていうことを書いているわけです。
(塩澤美佳子)ほー。
(プチ鹿島)それぞれ、AKBを守って、キューバ球界を背負っているっていうことで、『セペダとはまゆゆなのである』っていう(笑)。これ、最後まで言われてみれば、ああ、なるほどなと。
(塩澤美佳子)そうですね。はい。
(プチ鹿島)っていうことはさ、ちゃんと今の時代の空気とかもつかめてないと、こういうことは書けないわけですよ。だって、情報が溢れていなければセペダとまゆゆに目が行くってことはないわけですから。
(塩澤美佳子)ねえ。野球ばっかり見ていたら、わかんないですしね。
この後、菅野指原説についても書かれています(本誌にはないと思います)
全文はこちら↓
https://miyearnzzlabo.com/archives/28347